1歳半になると、自治体による1歳半健診を受診する子どもも多いでしょう。1歳半の子供がどんな検査を受けるの?と心配になるママもいると思います。二人目にもなると健診も慣れてくると思うかもしれませんが、子どもによって全然成長スピードも異なるため、「あれ?上の子のときはもうできてたんだけどな…」ということもしばしば。今回はそんな不安な思いから筆をとってみました。1歳半健診のお話です。
1歳半健診ってなにをするんだっけ?
質問票と一緒に受診票が届く

現在4歳になる娘も受けたこの1歳半健診。当時の記憶も呼び起こしながら書いてみます。まず、自治体から受診票が送られてきます。質問項目は娘のときとほとんど変わりなく思えました。娘のときはすべて「はい」で答えられた質問たちでしたが、息子は1歳半の時点では、すべての項目に「はい」と答えることができませんでした。全部に「はい」と答えることができなくても大丈夫なのかな。うちの子、発達が遅れてるのかな?と不安な気持ちになっていったのです。
「はい」だった項目の例
- 支えなしであるくことができるか
- つみ木やブロックを重ねることができるか
- 名前を呼ぶと振り向くか
- 家族の言葉やしぐさを真似るか
「いいえ」だった項目の例
- 意味のある単語を3つ以上話すか
- 絵本などをみて指差しをするか

提携病院で身体測定と問診
そしてこの質問票に記入を済ませ、指定日までに提携の病院で身体検査(身長体重などの測定)を済ませます。言うまでもなく、身体測定では号泣でした。予防摂取と同じ病院だったため、怖かったのかもしれません。
提携の病院では、小児科の先生に息子が言葉をまだ発さないこと、指差しをあまりしないということをお伝えすると、「このぐらいの年齢の子は、発達には個人差がある。もう少し様子見でいきましょう」とのことでした。正直、その場では「はい、わかりました」としか言えませんでした。しかし、だんだん時間が経つにつれて(えぇ〜先生、それ本当ですか。うちの子大丈夫ですか)という気持ちが強くなりました。

保健所で問診

最後に保健所で下記の内容をチェックしました。
- 育児相談、予防接種の状況の確認
- 栄養相談
- 歯の話、歯みがき指導
- 歯科医師による歯科健診
- 心理相談
開始時間が午後1時というお昼寝時間とぶつかって、息子は最初から不機嫌でした。上の子のお迎えがあったので、なるべく早く行ってなるべく早く帰ろうと1時ちょうどにいったのが裏目に出たのかもしれません。自治体で実施する乳幼児健診ってだいたい午後1番が多いというのも悩みの一つです。
息子の他にも不機嫌な子はたくさんいて、その時の保健所のロビーは一時騒然としていたかもしれません。子どもが退屈しないように、子供のお気に入りのおもちゃや絵本を持ち込んだりするケースもありました。残念ながら、子どもが特に喜ぶお菓子の持ち込みは歯科健診を控えていたためNGがでていました。

その後、3と4にある歯科健診をグズる息子を抱っこしながら虫歯がないことを確認してもらい、最後に5の心理相談という流れでした。私の場合、心理相談のメインは発語についてでした。まぁ二人分の子育て自体も大変でへろへろなのですが。個別でカウンセラー?の方とお話をしました。
発達の目安
1歳半の子どもの発達の目安は、やはり質問票にあったことができるかできないかにあるみたいです。できていた娘のときは、あまり気にならなかった項目たち。改めて「いいえ」の項目があると気になるのは発達障害の可能性でした。
何が正解かわからない

発達について、心理カウンセラーの方といろいろな話をしたとは思います。話をしたことの記憶として残っているのは、やはり息子の発語についてでした。TwitterなどのSNSでも、お子さんの発達が気になるという保護者の方を目にしたりします。やはり言葉が出てこないと不安に感じるんですよ。親としては。
そして育児については、何が正解なのかは子どもによって異なります。
子どもとのやりとりをもっと詳しく聞かれる
ママが話すことを理解しているかというのも発達チェックの一つみたいです。例えば「お外に行こう」とママが言ったとき、自分で靴下を履こうとする、玄関に行こうとするなどの行動が見られるか。「絵本を読もうか」と聞いたときに、お気に入りの絵本を持ってきたりするかなど。
質問票には書いてない、普段の子どもの様子などを聞き取り、発達の状態をみているようです。
障害なのか個人差なのか
この息子の発達がいわゆる「障害」の部類になるのか、「個人差」の範囲内なのか…。母親として子どもと過ごしていても、自分の子どもがどれになるのかわからない、判断できないのがこの1歳半健診の時期かもしれません。
その不安を少しでも解消するのがこの心理相談なのかなと思いました。ここで相談して、疑問が残る場合は自治体の行う発達相談に予約をするという案内もできると言われました。
息子の発語がゆっくりな理由
発語がゆっくりな原因としては、1歳半の息子はこの時点でよだれだらだらだったため、もしかしたら口の筋肉が少し弱いのかもしれないと言われたのです。それが原因なのかはまだ特定はできないという状態です。発語のもとになる喃語は出ているので、様子をみましょうとのことでした。
「2歳までに二語文」というのが一つの目安なのだそうで、息子が二語文出ても出なくても保健所に報告してくださいという指示を受けて、保健所での1歳半健診は終了しました。

息子の成長もゆっくりながら進んでいると思うので、向き合いながら過ごしていきたいと思います。
現在4歳になる娘のときも、当然この健診があったわけです。そしてこちらに当時の様子を書いています。