妊娠中のママが注意したい食事に関すること

妊娠中のママが注意したい食事に関すること

子育ては赤ちゃんがお腹の中にいるときから始まっています。それは赤ちゃんはへその緒を通じ、ママの体内から栄養を吸収するからです。ママ自身に身体を大事にして欲しいと思い、今回は「妊娠中のママに注意してもらいたい食品」について書きました。

…というのも私、妊娠発覚まで5ヶ月ほど自覚しておりませんでした。それまで好き放題飲んだり食べたりしていたので、妊娠が発覚した途端、気が気ではありませんでした。(タバコは吸わないのですが、お酒は結構好きだったので…)妊娠発覚後はかなり食生活を改善し、そのおかげか分かりませんが赤ちゃんが健康に生まれてきてくれたときは本当に嬉しかったです。

妊娠中に摂取を控えたい食品

お酒(アルコール)

基本中の基本ですが、妊娠中はアルコールは控えましょう!ママがアルコールを摂取すると、胎盤を通してダイレクトにお腹の赤ちゃんにアルコールが届きます。ママが飲酒を続けていると、赤ちゃんの身体にもアルコールが蓄えられるため、先天性疾患の一つである「胎児性アルコール症候群」に陥る危険が高くなります。

胎児性アルコール症候群として生まれてきた赤ちゃんは、低体重児や発達・発育の遅れの他、中枢神経にも異常があるケースが多くみられます。お酒が好きで毎日飲みたいという人は、生まれてくる赤ちゃんのためにも妊娠中から授乳期までは我慢してくださいね。どうしても飲みたい場合には、産婦人科の先生に相談して対処しましょう。ママが我慢している間は、パパも一緒に禁酒してあげるとケンカも少なくなりますよ。

カフェインが含まれる飲み物・食べ物

コーヒーや紅茶に含まれるカフェインは、アルカロイドという化合物で、覚醒作用や解熱鎮痛作用があります。これは市販の頭痛薬などにも含まれている成分なので、妊娠中や授乳中のママは市販の薬を飲まないように産院でも指導があります。

妊娠中の女性がカフェインを過剰摂取すると、普段カフェインを摂取していない人に比べ流産や死産のリスクが高まるとされています。世界保健機関( WHO)では、妊娠中のカフェイン摂取量は1日300mgに抑えるよう決められています。これはマグカップ2杯分(150ml×2)のコーヒーに含まれる量とほぼ同じなので、妊娠中どうしても飲みたくなったときには、摂取量以内の1日1~2杯で我慢するようにしましょう。

150mlあたりに含まれるカフェイン量

  • レギュラーコーヒー:100~150mg
  • インスタントコーヒー:70mg
  • 紅茶:50~80mg
  • 抹茶:50mg
  • 緑茶:30mg
  • ココア:30mg
  • チョコレート:61mg(100gあたり)

レギュラーコーヒーは焙煎方法などによってカフェイン量が異なりますし、紅茶は抽出時間によって幅が出てきます。緑茶は前茶の場合30mgですが、玉露になると180mgと一気に増えるので要注意です。

チョコレートにもカフェインは含まれている!
カフェインと聞くとコーヒー・紅茶・緑茶などをイメージする方が多いかもしれません。しかしながら、チョコレートにも比較的多くカフェインが含まれています。これはチョコレートに含まれるカカオの中にカフェインが入っているからです。そのため、ミルクチョコレートよりもビターチョコなどのカカオ率が高いとカフェインも心配になってきます。少し食べる分には大きな問題ありませんが、食べ好きにはご注意ください。

以前に「育児疲れのママに参考にして欲しい産後ストレス解消法」で紹介したたんぽぽコーヒーはノンカフェインなので、毎日何杯も飲みたい!という人にはおすすめです。

育児疲れのママに参考にして欲しい産後ストレス解消法

2016.05.25

メチル水銀を含む大型魚類

「メチル水銀」は普段の食生活の中で摂取する分には問題ありませんが、妊娠中の場合には注意が必要です。ママが摂取したメチル水銀は胎盤を通して赤ちゃんの体内に蓄積されていき、やがて赤ちゃんが脳神経障害を起こす可能性もあると言われています。赤ちゃんには大人のように、メチル水銀を体内に排出する機能が未発達のため、できればママは摂取を控えてあげましょう。大型の魚類は体内に蓄積しているメチル水銀の量が小柄な魚よりも多いので、厚生労働省などでも規定量を守るように指示が出ています。

魚に含まれるメチル水銀は加熱しても消えません!
加熱しても、魚に含まれるメチル水銀が消えません。お肉など、加熱すれば食べても良い食材と混同しないように注意してください。

量を控えるべき大型の魚類

キンメダイ・マグロ(クロマグロやミナミマグロを含むすべて)・メカジキ・クジラもNGです。

お寿司好きの人には苦痛でしかないのですが、絶対に食べてはいけない!というわけではありません。目安量については厚生労働省の資料(これからママになるあなたへ お魚について知っておいてほしいこと)で紹介されているので参考にしてみてください。

特に食べても問題がない魚
キハダ・ツナ缶・鮭・アジ・サバ・イワシ・サンマ・タイ・ブリ・カツオ

非加熱のナチュラルチーズ

カマンベールチーズ、ブルーチーズ、ウォッシュチーズなど、加熱殺菌していないナチュラルチーズには「リステリア」という菌が含まれています。妊娠中にリステリア菌に感染するとお腹の赤ちゃんにも感染する可能性があり、流産や早産、新生児の髄膜炎や敗血症を引き起こす原因になります。

一説では妊娠中は通常時の20倍も感染しやすいとれさています。チーズを食べたくなったら、加熱殺菌されているか確認してくださいね。

生肉

豚や羊肉などの生肉には寄生虫「トキソプラズマ」が付着している可能性があります。妊娠前にトキソプラズマに感染したことがない妊婦さんが感染した場合、生まれてくる赤ちゃんが重い障害の一つである「先天性トキソプラズマ症」になる可能性が高いと言われています。

トキソプラズマは67度以上の加熱によって死滅するので、しっかり加熱してから食べましょう。臨月で陣痛を促すために焼肉を食べる時も、生肉を食べないように要注意です!

「陣痛まだかな...」と不安な気持ちを抱えるママへ送る臨月の過ごし方

2016.05.04

食中毒や感染症にも要注意

夏は湿気も多く、細菌が繁殖しやすいため食中毒には注意する必要があります。反対に冬は乾燥しやすいので、風邪などの感染症に気をつけましょう。誰もが一度は耳にしたことがある「O157」は有名な食中毒ですし、「ノロウィルス」は重度の感染症です。妊娠中で免疫力が低いママがこれら症状を引き起こすと、お腹の赤ちゃんにも危険が及びます。流産や死産の可能性も出てくるので、火が通っていないものはなるべく避け、食事の前には手洗いをしましょう。トイレ掃除なども他の家族にお願いすることをおすすめします。

ひつじから一言
今回は、産院や保健所の母親学級等で控えたほうが言われた食材を紹介してみました。ちなみに、私はお寿司(特にマグロ)が大好きで、妊娠中にも私の横で遠慮なく刺身定食を頬張っていた夫への恨みは今も忘れません…。笑 今思えば、一緒に我慢させればよかったと強く思います。