我が家の離乳食体験記 ~母の戦い編~

我が家の離乳食体験記

赤ちゃんが離乳食を食べないときほど、イライラすることはないでしょう。娘が離乳食を拒むときには本当に頭を悩ませたものです。せっかく用意したんだから残さず食べてもらいたいというのが親心ですが、子どもはそんなこと知ったこっちゃないといった具合に「食べたくない!」と喚く始末。今回は、そんな離乳食を食べてくれない赤ちゃんをもつママに向けたアドバイスも兼ねて、「我が家の離乳食体験記・母の戦い編」を書いていきます。管理栄養士の先生に相談したときの話も書いているので、参考にしてみてください。

赤ちゃんはどうして離乳食を食べないの?

離乳食を食べない原因は赤ちゃんによってさまざまです。栄養士さんいわく原因にはいくつかあり、毎回違う理由の可能性もあるとのことでした。娘も7〜8ヶ月頃は食べたくないオーラを出すことが多くて、毎回苦労していました…。下記に原因をいくつかまとめてみました。

母乳が好き

食事よりもママのおっぱいでお腹をいっぱいにしたい赤ちゃんは、なかなかスプーンでの食事を受け入れてくれません。スプーンを放り投げたりすることもありますが、根気強くいきましょう。おやき・おせんべいなど手づかみできるものを与えて「食べることは楽しい」と覚えさせると食が進むようですよ。

食感が硬い

大人にとって柔らかいかなと感じても、赤ちゃんにとってはまだ硬いということもあります。なかなか舌や歯ぐきで潰すことが出来ずに飲み込むことができず、食べるのを嫌がります。その場合には、離乳食のステップを少し巻き戻し、柔らかさを変えてチャレンジしてみましょう。

味付け

いつも同じ味ばかりになると、飽きてしまって受けつけなくなることも…。娘にはいつも白米のおかゆをあげていましたが、そろそろ飽きたかな?と感じたら炊き込みご飯をおかゆにしたり、おだし入りの野菜スープとおかゆを混ぜてあげていました。お気に入りはノンオイルのツナとニンジンの炊き込みご飯をおかゆにしたものです。糖質と野菜が一緒に食べさせられるので、重宝しています。たまにひじきや他の野菜を入れてアレンジして飽きられるのを阻止しています。市販の離乳食も食いつきが良かったので、最近はそれを真似て作ったりもします。

以前紹介した離乳食の記事では、なるべく味付けはしないようにと書いていましたが、食が進まない場合には少しずつ味を加えてみてもいいでしょう。ただし、大人も濃い味に慣れたら薄味だと物足りなくなりますよね。それと同じで薄い味に慣れた赤ちゃんに濃い味のものを食べさせるのは簡単ですが、濃い味に慣れた赤ちゃんを薄味に戻すのは大変だということを覚えておきましょう。

お腹が空いていない

前の食事やおやつとの感覚があまり開いていないと、「そもそも食べたくないのよ!」と言っているかのように拒みます。3時間ぐらい空いたからそろそろかなと思い、温めて食べさせようとすると口を開かなかったり。気持ちいいぐらいの拒否具合なので、そういうときは時間を遅らせて再度挑戦していました。そうすると結構食べてくれたりも…。もし水分補給が心配でしたら、麦茶や白湯をあげましょう。

眠い

朝早く起きて1〜2時間遊んだ後、さぁご飯の時間だと支度をすると「眠い!!食べたくない!!」と言わんばかりに号泣しだす娘…。しかたがないので、スプーン2〜3杯だけ食べさせ、おっぱいをあげて寝かしつけていました。7〜9ヶ月頃はとくにこの兆候が強く、毎朝の支度が面倒だったのを覚えています。

赤ちゃんが離乳食を食べない時の接し方

これは離乳食を拒み続けた娘がいるからこそ気付いた接し方です。あまり食べてくれない…と悩むママ、大丈夫です。あなただけではありません。

無理矢理あげない

なかなか離乳食を食べてくれない時に顔をぐいっと寄せ、口をこじ開けて食べさせようとしたことがあります。しかし、娘は口を真一文字にしてまるで「絶対食べないわよ!」と主張するかのようでした。口を開けた瞬間にさっと入れたり、気を紛らわせた瞬間を狙ったりと、攻防を繰り返すも全然減らず、とうとう母は戦いに敗れました…。

しかし悲劇はそれだけではありませんでした。その一戦以来、スプーンを近づけるだけでも顔を背けるようになったのです。再びスプーンを受け入れさせるまでにそれから1週間ぐらいかかりました。その間はおやきをつかんで食べさせ乗り切りったという始末です。この敗戦を教訓に、私の子育て辞書には「離乳食は無理矢理あげない」と深く刻まれたのです。

自然に量が増えるのを待つ

ある時期を過ぎると、「あの拒んでいた時期は何だったんだ!」というぐらいに食べる量が増えてきます。なので、現在食べる量が少なくて不安を抱いていても「そのうち増えるからいいか」と気楽に構えておきましょう。本当にいずれは食べるようになるのでびっくりします。

鉄分とカルシウムは意識する

母乳ママは、赤ちゃんが成長するに連れて鉄分やカルシウムは不足しがちになるので、おやつで補給してあげるといいですよ。料理が得意なママは、ほうれん草などの葉物野菜をすりつぶして豆腐と混ぜてパンケーキを作ったりしていたそうです。私はあまり料理が得意ではなかったので、家でおやつをつくるということをさぼり気味でしたが…。ピジョンのカルシウムせんべいは、離乳食を拒んだときのおやつに重宝していました。

パパもたまには…

上記でも書いていますが、朝はスプーンで2〜3杯食べれば良いほうで、それ以上は受けつけずに泣きわめく時期が続いていました。毎朝戦いを繰り返す娘と私を横目に、夫は「もう良いんじゃないの〜」と他人事。まるで人を鬼母のように言ってくるところにさらにイラッとが増すのです。「口を挟むならおまえがやれ!こっちは洗濯やら掃除で忙しいんだ!!」と本気で怒り出す私。怒りのボルテージが頂点に達したときは、残された離乳食と泣きわめく娘を、困り果てた夫に押し付け別室に逃げ込んだものです。

母と娘の奮闘記の結末…

栄養士さんのことば

泣いて嫌がる娘の離乳食の支度をするのも、本当はやりたくないのに…と悩むこともしばしばでした。「どうせ今日も残すんだ」「作ったってしょうがないのに」と毎日離乳食の時間が嫌だったのを覚えています。娘の離乳食が進まなくて心配なのは、他の誰でもないママである私です。たくさん食べて困っちゃうという他のママの言葉に笑いながら地味にショックを受けていました。実際には娘が食べてくれず、毎日毎日どうしようという思いが募るばかりでした。

栄養士の先生に相談する機会があり、悩む私に対して「ママが怖い顔してたら、赤ちゃんもご飯の時間は嫌だなって思っちゃうよ。今は食べなくても、深く考えなくて大丈夫。そのうちちょっとずつ食べる量が増えてくるよ」と言ってくれました。その一言は、離乳食問題で悩みまくっていた私に「いろいろ試してダメなときはしょうがないし、食べないことは悪いことじゃない。」と簡単なことに気付かせてくれたのです。

ある時から急に食べるように

それからは、ちょっとでも食べられた時には「すごいね、昨日より食べられたね」褒めてあげたり、「今日はここまで食べられたから明日もまた頑張ろうね」と声をかけてあげたり、娘と一緒に食べることを楽しめるように心がけました。そんなことを繰り返していくうちに自然と食べる量も増えていったのです。子ども茶碗1杯分を食べきった時には、思わず娘を抱きしめてしまいました。

この一連の戦いでは、育児の大変さを痛感したというのが正直なところです。夫は作った食事を自分で食べてくれるので楽なのですが、赤ちゃんはそうはいきません。「どうしたら食べることを楽しんでもらえるかな」「食べることが楽しい・おいしいってわかったら、もっと食べてくれるかな」とママである私が考えてあげることが大事なんだなと感じています。

ひつじから一言
子育てに簡単なことはありません。とくに離乳食に関しては、育児本やマニュアルだけで片付けられる簡単なものではないということを身に持って経験しました。赤ちゃんによって本当に個人差がありますし、それだけ多くのママが悩んでいる問題です。ちょっと偉そうなことを言って恐縮ですが、大事なのは「赤ちゃんと向き合ってあげること」です。ちょっとずつでいいので、「食べることは楽しいんだよ」とママの愛情と一緒に教えてあげてください。…はたして我が家の娘には伝わっているのでしょうか。

離乳食に関する記事は、「はじめての離乳食」「2回食」「3回食」に分けて別の記事で書いています。こちらも合わせて参考にしてください。

育児の登竜門!はじめての離乳食体験記

2016.05.22

離乳食のステップアップ「2回食」

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離乳食の最終ステップ「3回食」

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