妊娠したばかりの頃は外見の変化もあまり分からず、妊娠したことに気付くのが遅れる人もいます。妊娠生活が始ったばかりのこの頃、ママの身体にはどんな変化が起こっているのでしょうか。今回は妊娠初期(1~4ヶ月頃)の気を付けておきたいことや赤ちゃんの大きさ・妊婦健診などについて書いていきます。
妊娠初期の身体の変化
最初はいつも通り
妊娠1ヶ月目は、まだ外観の変化は見られません。女性ホルモンの1つである黄体ホルモン(プロゲステロン)が分泌され、身体がほてったりだるさを感じることがあるぐらいですが、妊娠直後はほぼいつも通りです。ほとんどの人は生理周期の変化やつわりによって妊娠2~4ヶ月ぐらいで妊娠に気付きます。が、まれに生理不順や体型の変化が現れず、気付くのが遅れる人もいます。
つわりになりやすい時期
女性が「妊娠かも?」と思う時、生理の周期の遅れの他につわりの症状が出ることが挙げられます。つわりに関しては以前別の記事で紹介していますが、吐き気やめまいなどの体調不良といった「つわり」の症状が続くときに妊娠に気付くケースが多いようです。
洋服やバストがきつくなる
妊娠するとホルモンの影響で、体型が少しずつふっくらとしたラインに変化します。1ヶ月頃はほとんど変化はありませんが、3ヶ月後半にはお腹周りや胸が「あれ、太った?大きくなった?」と感じるぐらいふっくらしてきます。これは子宮の大きさにも関係しており、3ヶ月頃の子宮の大きさは大人の握りこぶしぐらいになっています。ちょうど下っ腹がぽっこりでてくるイメージですね。この時期は私もパンツスーツやジーンズがきつくなり、太ったのかな?と勘違いしていました…。
妊娠に気づいたらやるべき事・注意すべき点
検査薬を使おう
「あ、妊娠したかも」と思ったら妊娠検査薬で確かめましょう。妊娠検査薬は、妊娠すると分泌量の増える「HCG」というホルモンが尿の中に含まれているかで妊娠結果を判断します。市販品でもほぼ正確な結果が出るので、陽性がでた場合にはなるべく早く産婦人科に行きましょう。
hCG(Human chorionic gonadotropin)で、受精後に着床するころ急激に分泌量が増えると言われています。私が使用した検査薬は感度が50IU/Lでした。50IU/Lとは、だいたい妊娠4週目頃の値で、妊娠5週には200IU/Lになると言われています。
私は、近所のドラッグストアで購入したドゥーテストの妊娠検査薬を使いました。
母子手帳をもらおう
産婦人科で妊娠検査(妊娠の確定診断)を受けた後は、自治体の窓口で母子手帳を受け取ります。母子手帳の中には妊娠中の検査結果や母親学級への参加有無、産後の赤ちゃんの健康診断、予防接種についてなどの記入欄があります。もらったら無くさないように専用の入れ物を用意しましょう。
これからママになる人には必要なものなので、妊娠が判明したら忘れずに受け取ってくださいね。
会社勤めのママは報告を
働いているママは、妊娠が判明した段階で上司や人事に報告します。体調不良や手続き等で会社を休むことが多くなることを事前に説明しておくと周囲にも迷惑がかかりません。できれば会社に報告する前に、パパと「いつごろまで仕事をするか」「復帰の予定はあるのか」を確認しておくとスムーズですよ。急な申し立ては職場や取引先の人にも失礼にあたるので気をつけましょう。
高いヒールは履かない
高いヒールは、バランスが取りにくく転倒の恐れがあるためおすすめできません。足をくじかないためにも、妊娠に気付いた後はヒールの低い靴を履くよう心がけてください。仕事中のママはローヒールのパンプスで、すでに家庭に入っているママはスニーカー(スリッポンも楽ちんです)で足元を守りましょう!マタニティ服や授乳服を取り扱っているお店もありますし、ネットショップでも購入できるので目を通しておくと良いですね。
体重の増えすぎに注意
妊娠中は体重が増加するのが当たり前ですが、増えすぎには注意が必要です。自分のBMIの数値を確認しておき、体重コントロールを意識しましょう。産後ダイエットで苦労しないためにも、妊娠中の食生活が肝心です。つわりの人は、まずはつわりが治まってから食事に気を使いましょう。
お腹の赤ちゃんについて知る
赤ちゃんの大きさ
妊娠初期では、「受精卵」から「胎芽」そして「胎児」へとどんどん成長していきます。大きさでいうと妊娠1ヶ月目が受精卵の状態で1mm、2ヶ月(4~7週)で12mm、3ヶ月(8~11週)には4cm、胎盤の完成する4ヶ月頃(12~15週)には8cmぐらいまで大きくなり、重さは約100gになります。おおよそのg数は「胎児体重推定式」という胎児のお腹周り・脚骨の長さ・頭の長さにより求めることができます。この数値は、エコーを診断する先生によって若干の違いが出てくるので、妊婦健診毎に数値がずれていても問題ありません。
妊婦健診
妊娠初期の妊婦健診は4週間に1度のペースで受けます。ほとんどの産婦人科は予約が必要なので、スケジュールの調整をしましょう。パパも同席できれば、一度雰囲気を確認しておくのもいいですね。
検査の内容は、体重・血圧・尿検査以外に超音波によるエコー検査を行います。最初の頃のエコー検査では、赤ちゃんは小さく点にしか見えません。これからどんどん身体のパーツが作られていき人間らしくなります。診察時の服装はパンツスタイルだと脱いだり履いたりが面倒なので、ワンピースやスカートの方が検査を受けやすいですよ。
妊娠中期(5~7ヶ月頃)の身体の変化と注意したいことについてはこちらをご覧ください。
妊娠後期(8~10ヶ月頃)の身体の変化と注意したいことはこちらでまとめています。
