カフェインが妊娠中・授乳中のママや赤ちゃんに与える影響

カフェインの影響

カフェインについては、妊娠中・授乳期に控えたい食品の一つとしてじゆうきママでも度々触れてきました。今回はそのカフェインに焦点を当てて色々と書いてみたいと思います。我が家はコーヒー大好きな夫がいるため、毎日1回はコーヒーの香りを嗅いでいます…。妊娠中や授乳中はあの香ばしい香りがなんとも憎たらしかったことか…。

カフェインとは

そもそも「カフェイン」とはどのような物なのでしょうか。「妊娠中のママが注意したい食事」の記事でも紹介しましたが、カフェインとはアルカロイドの化合物です。

妊娠中のママが注意したい食事に関すること

2016.07.08

このカフェインはコーヒーや紅茶にも含まれているため、覚醒作用鎮痛作用の効果を期待して朝にコーヒーを飲んむ人も多いでしょう。しかし、カフェインは妊娠中や授乳期のままには控えるように言われている成分の一つです。下記では、保健士さんや産院での話を参考にその理由を紹介します。

妊娠中とカフェインの関係

妊娠中は胎盤を通して、ママの食べたものがダイレクトに赤ちゃんに届きます。そのため保健所・産院などの母親学級では、カフェインの含まれたコーヒーなどの飲み物は控えるように指導されています。

鉄分吸収を妨げる

カフェインは体内鉄分吸収を妨げる作用があります。鉄分が不足すると貧血になりやすいため、多くの鉄分が必要となる妊娠中はとくに気をつけたいですね。また、カフェインには利尿作用があり体内のカルシウムを排出してしまうので、カルシウム不足になりやすいことも覚えておきましょう。

赤ちゃんの発育を妨げる

カフェインがお腹の中の赤ちゃんに与える直接的な原因はまだ明らかになっていませんが、胎盤を通じてママから届いたカフェインは、赤ちゃんの身体の中で消化されることなくとどまってしまいます。低体重で生まれてきたり、生後の成長を妨げる可能性もあるようです。

流産・死産のリスクが高まる

カフェインの含まれたコーヒーなどの飲み物を1日10杯以上飲むと、流産や死産になる可能性が高いという結果がでています。産休前のママで、眠気が取れないからといって出勤前や仕事中にコーヒーをガブガブ飲むのはお腹の赤ちゃんのためにもやめましょう。

授乳中とカフェインの関係

妊娠中は胎盤を通して赤ちゃんに栄養が届き、授乳中は母乳を通して赤ちゃんに栄養がダイレクトに届きます。多くの育児本やメディアでも取り上げられているので、なんとなくカフェインはダメなんだろう…と思っているママも多いでしょう。下記では、意外と知らないNG理由を紹介します。

乳幼児突然死症候群(SIDS)のリスクが高くなる

病気の原因がはっきりとされていませんが、カフェインを過剰摂取して母乳をあげると赤ちゃんがこの乳幼児突然死症候群になる可能性が高いとされています。原因不明な分、ママが気を付けることで避けられるリスクは、極力避けてあげたいですね。厚生労働省も、カフェイン過剰摂取によるSIDSリスクの上昇については注意喚起を行っています。

 乳幼児突然死症候群(SIDS: Sudden Infant Death Syndrome)とは
それまで元気だった赤ちゃんが、事故や窒息といった理由以外に眠っている間に突然死亡する病気です。生後2ヶ月から6ヶ月ごろに多いとされ、日本での発症頻度は出生6,000~7,000人と1人されています。

寝付きが悪くなる

カフェインに含まれる覚醒作用の成分が働き、すんなり寝れなくなります。ただでさえ、眠くなると機嫌が悪くなる赤ちゃんが、さらに泣き喚くとママも大変ですよね。母乳を飲んで眠っても、カフェイン効果で夜中に何度も起きてしまうこともあるようです。自分が大変な思いをしないためにも、夕方以降にコーヒーは飲まないことをおすすめします。

機嫌が悪くなる

大人が眠気覚ましに利用するカフェインですが、摂取する量が多すぎると脳への刺激が強くなりすぎ、不安な状態になったりイライラしたり機嫌が悪い状態になります。これは赤ちゃんにも同様で、なかなか泣きやまない・ずっとぐずっている・イライラしているといった症状が見られます。コーヒーや紅茶を飲んだ後に授乳し、赤ちゃんの様子がちょっと変な時は注意してみましょう。

カフェインを飲んだ後しばらくは授乳しないのが一番
ママが摂取して母乳から赤ちゃんへと運ばれるカフェインは、30分以内が最も含有量が多いとされています。そのため、飲んだ後すぐに授乳をするのはNGです。できれば、数時間以上時間を開けることを意識しましょう。いつ母乳が欲しくなるかわからない新生児の時期には、母乳をあげるタイミングをなかなかコントロールできないので、カフェインは控えたほうが無難ですね。

ノンカフェイン・カフェインレスの飲み物を飲もう!

コーヒー好きのママにとっては、やや我慢が必要な妊娠中と授乳中。しかし、ずっと我慢するのもなかなかストレスが溜まると思います。そういう時には「たんぽぽコーヒー」や「カフェインレスコーヒー」などのノンカフェイン・カフェインレス飲料を飲みましょう。最初は物足りなさを感じるかもしれませんが、慣れてくると充分に感じますよ。姉妹サイト「のんカフェ」ではたんぽぽコーヒーを始めとするノンカフェイン飲料についてまとめているので、ぜひご覧ください。

のんカフェ

妊娠・育児中のママを応援するノンカフェイン飲料専門サイト
ひつじから一言
妊娠に気付いてから数ヶ月、娘が卒乳するまで約数年…気づけばこんなにもコーヒーを飲んでなかったか…とこの記事を書いて振り返ってみました。コーヒーの他にも紅茶や緑茶、ココアなどにも含まれるカフェイン。完璧に避けるのはどうしても難しいので、飲んでOKな日や1日1杯までとルールを決めておくといいかもしれません。