1歳のお誕生日が過ぎて、いろいろな成長を遂げる赤ちゃん。0歳〜1歳までの赤ちゃんの身体の成長も目まぐるしいですが、1歳を過ぎると、赤ちゃんの動きも成長に伴ってどんどん活発になります。娘も1歳を過ぎて、ますますパワーアップして私も夫もお世話が一苦労です…。今回は1歳から1歳半の赤ちゃんの様子についてまとめてみました。
大体の子が歩けるようになる
赤ちゃんが1歳のお誕生日を過ぎてもひとりで歩けなくてモヤモヤしているママも多いのではないでしょうか。大体の赤ちゃんは1歳半頃までには自分で歩けるようになっています。1歳になって、すぐに歩ける赤ちゃんはどちかと言えば少ないみたいです。親としては不安になるかもしれませんが、赤ちゃんは自分のペースで歩き出すので、少し遅いからと言って過度に心配する必要はありません。
お外でも歩き回る
室内でも動き回れるようになったら、いよいよお外デビューです。ファーストシューズを履き、おっかなびっくりかもしれませんが赤ちゃんにとって、自分の足で初めて歩く外は新鮮な光景でしょう。目的地に向かって歩くというよりは目に入ったものに向かったり、石をつかんだり、ほぼ寄り道と考えていいでしょう。買い物などママの目的のある外出時は、目的地まで歩きだけで向かうのは到底無理なので、今まで通り抱っこ紐かベビーカーを準備して外出するのが懸命です。
平均身長・体重ははどのくらい?
1歳半の赤ちゃんの平均は以下のとおりです。活動量が増えるため赤ちゃんらしいふっくらとした体型から、乳幼児のスリムな体型になってきます。
男女別の平均身長と体重
男の子
- 身長:70~80cm
- 体重:7.7~11kg
女の子
- 身長:74~84cm
- 体重:8.0~12kg
身体的な成長ペースはゆっくり
1歳を過ぎると0歳時の頃に比べて、成長率がゆっくりになります。伸び率も一気に数十cm伸びたり、数kg増えたりということはなく、身長は半年間で5cm前後、体重は1〜2kg増えるケースが多いようです。
オムツはMかLサイズ
活動量が増えるととで太ももが引き締まってきます。そのためいままでLサイズでぴったりだったのに、足の隙間からオシッコが漏れてしまった…という悲劇が起こるママが多いようです。この時期はおむつをまとめ買いすると余ることがあるので、量の調整がやっかいなのが悩みです。ミニひつじによる各メーカーのオムツくらべについてはこちらを参考にしてください。
離乳食完了期へ
食べられる食材がどんどん増え、だんだんと大人と同じメニューを食べられるようになりますが、味付けはまだ薄味です。濃い味付けに慣れると、薄い味付けを受け付けなくなるので気を付けましょう。アレルギーの起きやすい卵や牛乳も食べられる様になりますが、あせらずゆっくり少量ずつ試しましょう。
離乳食完了期のお話についてはこちらでまとめています。
テーブルにはお手拭き、床には新聞紙を
手づかみ食べやスプーンを使って食べたがる赤ちゃんは、至る方向に食べ散らかします。これも成長の一歩です。最初からきれいに食べられる赤ちゃんはいません。少しでも汚れないようにティッシュを常備したり、床に新聞紙を敷いたりして対策しましょう。ちなみに娘の場合、エプロンを嫌がるので、食べこぼして洋服が汚れるのは日常茶飯事です。食事の時は本当に目が離せません…。最近ではこういう袖付きのエプロンも販売しているみたいですね!
椅子に座って食べるように
今まで椅子に座るのをかたくなに嫌がっていた赤ちゃんも、次第に椅子に座ってご飯を食べるようになります。大人と一緒で、「ご飯を食べる時は座るんだ」と学んでいくようです。ある日突然座って食べるようになったり、ママの実家でいつもと違う環境で食事をしたり、きっかけは赤ちゃんによって様々です。
言葉や記憶力の発達
赤ちゃんが初めて喋るのは1歳前後が多いと言われています。その言葉は「ママ」や「パパ」だったり、「ワンワン」「マンマ」と様々のようです。娘の場合も、1歳過ぎあたりから「お腹すいたの?」と聞くと、「マンマ!マンマ!」と喋るようになりました。ほかにも、「いないいないばぁ」や「あっぷっぷ」など手遊びが好きな子はママやパパの真似をしてどんどん言葉を覚えていくようです。
大人の話す言葉はだいたい理解できてくる
赤ちゃんに何か渡す時に「どうぞ」もらう時には「どういたしまして」「ありがとう」と言うように、日常の会話を繰り返すうちになんとなく赤ちゃんが真似するようになってきます。まだしゃべれなくても、大人の話していることを理解しようとしているのです。ママとパパの会話はもちろん、他の家族やお店の人とのやりとりもよく観察しています。赤ちゃんに持ってほしくないものも「貸して」と言うと素直に手渡してくれることもあったり…(うちの娘は気分次第で貸してくれませんが)お外に出かける時には靴を履いたり、帰ってきたら手を洗うということも繰り返すうちに、自分でやろうとしてきます。
「指さし」して話す
何かに向かって指さしをして、声を出すのもこの頃の赤ちゃんに多い特徴です。赤ちゃんの視力がどんどん成長する中で、見えるものも増え、興味をもつものも増えてきます。何かを指した時には、赤ちゃん自身が何かを伝えたいときでもあります。指したものが何か、ママやパパが反応することで、今後の言葉の発達に繋がるとも言われています。
絵本により興味を持つ
一度読んだのに繰り返し同じ絵本を読んでほしい!とせがんでくる赤ちゃんもいるでしょう。または、お気に入りの絵本のお気に入りのページがあって、そこをずっと開いている赤ちゃんもいるかもしれません。赤ちゃんにとって、絵本自体のストーリーはまだわからない部分も多いですが、この絵本にはこのページがあるというのは繰り返し読んでもらううちに記憶していきます。「この次はこうなる」と予測することもできるようになるので、絵本を読んでもらうことで「やっぱりこうなった!」と自分の予測した展開になることが嬉しいのかもしれません。赤ちゃんが絵本を読んでほしいとせがんできたら、ぜひ相手をしてあげてください。娘の場合は2〜3回読むと飽きて違う遊びを始めます…。
成長スピードには個人差はあるが、テレビの見せすぎに注意
周りの赤ちゃんに比べて少し成長スピードが遅いかな?と思っても、問題ありません。この時期の成長ペースは赤ちゃんによってそれぞれです。ただし、ずっとテレビを見ていたりすると発育に支障が出るケースが多いので注意が必要です。赤ちゃんとテレビのお話についてはこちらをご覧ください。
指先が器用になる
たくさん動き回るだけでなく、指先を器用に使って遊べるようになります。例えば、空いた箱やボールにおはじきやおもちゃを入れたり、紙袋に色々入れて持ち歩いてみたり、食事の場面ではスプーンを使って自分でご飯を食べたりできるようになります。この前まで開けられなかった引き出しも、器用に開けていたなんてなんてこともあるでしょう。いつもの遊びに飽きた時は「テープはがし遊び」がおすすめです。5〜10cmぐらいに切ったマスキングテープなどを、床やテーブルの上に軽く張ります。あとはそれらを赤ちゃんがビリッと剥がして遊ぶのです。指先が器用に動かせるからこそできる遊びですし、好きな子はしばらくそれに集中してくれます。
睡眠時間が増え、昼寝が減る
夜まとまって眠ることができるようになるので、夜泣きの回数が減ってきます。夜の睡眠時間が増えるため、自然と昼寝の回数や時間も徐々に減ってきます。1日の睡眠時間の平均は12〜13時間だそうです。子どもの発育に欠かせない成長ホルモンは夜21〜23時に作られて、22〜翌日の2時の間がもっとも分泌量が増えると言われています。家族みんなで早寝早起きの習慣を付けて、赤ちゃんの成長をサポートしましょう。
予防接種を忘れずに!
以前に1歳から受けられる予防接種のお話でも紹介していますが、1歳半までには摂取を完了させておくと安心です。MR(麻しん風しん混合)、水ぼうそう、おたふくかぜは赤ちゃんが感染すると症状が悪化します。ヒブワクチンや4種混合の4回目の摂取も忘れずに受けましょう。
