今回は赤ちゃんが生まれてから1ヶ月頃のイベント「1ヶ月健診」「お宮参り」「出産内祝い」を中心にお話します。赤ちゃんにとっての初めての大々的な外出イベントが「1ヶ月健診」や「お宮参り」になる方も多いでしょう。出産祝いのお返しにあたる内祝いは、贈り物の金額や時期を間違えると失礼にあたるので気をつけましょう。
1ヶ月健診
1ヶ月健診の主な検査項目
1ヶ月健診は一般的に出産した産院で受けます。金額や持ち物は産院によって異なるので事前に確認しましょう。1ヶ月健診の主な検査項目は下記となります。
- 赤ちゃんの身体測定(身長・体重・頭囲・胸囲)
- 先天性異常の有無の確認、原始反射のチェック
- ビタミンKシロップ(乳児ビタミンK欠乏性出血症を防ぐためのシロップ)を飲ませる
- ママの体調チェック(血圧測定、検尿、子宮の回復等)
- 栄養指導等の問診
赤ちゃんの成長は個人差があり、一般的に母子手帳内に記されている下記の範囲内であれば順調に育っていると判断されます。ちなみに娘と半年違いで生まれた甥っ子は、生後1ヶ月で6kgを越える勢いだったようです。成長スピードは赤ちゃんによってそれぞれです。あまり深く考えずに1ヶ月健診を受けましょう。
男の子
身長 50~60cm 体重 3,500~6,000g
女の子
身長 50~60cm 体重 3,000~5,000g
栄養指導等の問診では、母乳やミルクの飲み具合、赤ちゃんの睡眠リズムやオムツ交換の回数などについて質問されます。普段不安に思うことがあれば、ここで相談してみるといいでしょう。インターネットで検索しても答えは出てくるかもしれませんが、小児科の先生に直接相談することでママの不安も解消できますよ。
1ヶ月健診にかかる時間
病院の規模や待っている患者さんの数にもよりますが、1ヶ月健診に必要な時間は大体待ち時間を含めて2~3時間ぐらいです。私の受けた産院では20人以上のママ達が集まっていたので、最後の方の人はかなり待ち時間が長かったようです。検査が終わるまでは授乳できないので自宅を出発する前に授乳するのがおすすめです。
私の場合、朝イチで並んで整理番号が3番でしたがそれでも待ち時間は長めでした。途中で赤ちゃんが泣いてしまうこともあります。それでも待っている間は授乳できないので、赤ちゃんが泣いてしまったら抱っこしてあやすしかありません。
そして忘れてはいけないのがオムツを余分に用意しておくことです。新生児の内は頻繁にオシッコやウンチをするので、替えのオムツは必須です。栄養指導では粉ミルクメーカーの方もいて、粉ミルクのサンプル品などをくれました。その他に産院から渡される資料などもあるので、カバンも大きめのものを用意しておくと安心ですね。
お宮参り
お宮参りとは
生後約1か月頃にその土地の神社に参拝する行事です。男の子は31日、女の子は33日でお宮参りをすると言われていますが、一般的には男女関係なく生後1か月頃に行われています。いつ頃行うのか、赤ちゃんの服装は地域によって異なりますし、ママや赤ちゃんの体調次第で延期することもあります。私の姉は、産後の体調が優れなかったのでお宮参り自体を行わなかったようです。
服装には要注意…
私の場合は1ヶ月健診が終わった週末に、両親と私達夫婦の6人+娘で実家のそばの神社へ参拝しました。お宮参りの際の赤ちゃんの正式な服装は「白羽二重」などの着物とされています。神社への参拝後にスタジオアリス等の写真館で記念に撮影される方も多いようです。今回は写真館での撮影を予定していなかったので、出産祝いで夫の職場の方にいただいた可愛いうさぎの着ぐるみで代用しました。
ちなみに、大人の服装は正装が一般的とされています。それを知らなかった夫は前日から私の実家に泊まっていたこともありスーツを持っておらず、そのまま私服で待ち合わせ場所へ…。夫の両親から猛批判を受け、急遽近くのショッピングセンターで上から下まで揃えました。
主役である娘は夫の登場に待ちくたびれて退屈そうにしていました。お宮参りに両親も同行する場合、服装はあらかじめ確認して決めておきましょう。
出産内祝い
出産内祝いとは
本来は子供が生まれた喜びをこめて、親族や友人・知人へ贈り物をすることを意味します。ただし、最近ではもらった出産祝いへのお返しを意味することが通例です。一般的にはもらったお祝いの金額の1/3~1/2が相場と言われており、大体、生後1ヶ月前後に送るようにします。頂いた金額以上のお返しや2ヶ月以上経ってからのお返しは、失礼に当たるので気をつけましょう。
どんな贈り物が良い?
最近では赤ちゃん本舗などの専門店でギフトカタログも置いてあるので、参考にしてみてもいいですね。おすすめは赤ちゃんの名前や写真の入ったお菓子やお酒です。我家の場合は、お酒好きな両親たちには名前入りラベルのシャンパン(奮発して金粉入り!)、他の方には娘の写真入りのバームクーヘンを送りました。
他にも、赤ちゃんの体重米なんてのもあるいみたいです。赤ちゃんの生まれてきた時の体重をお米の重さにしているようです。
遠方の親族の場合は直接会うことは難しく、郵送でお返しを送ることも多いかと思います。その場合は、ネットで注文してギフト配送するのがオススメです。出産内祝い用の「のし」も指定することができますよ。
ちなみに、パパ・ママが贈る方の出産内祝いではなくもらう方の「出産祝い」については、以下のお話で書いています。友人や家族からもらって嬉しかった・育児に役立ったプレゼントについてまとめてみました。
その他の赤ちゃんの様子
人見知りはまだまだ…
この頃の赤ちゃんは、ママ以外の人が抱っこしても嫌がらない場合がほとんどです。しかし、抱っこが慣れていない人に抱っこされると、相手の緊張が分かるのか嫌がります。首がすわっていない赤ちゃんを恐る恐る抱っこするあまり、ぎこちなさが赤ちゃんに伝わるのでしょうね。
お風呂はベビーバス
1ヶ月健診が終わって、医師から許可がでるまではベビーバスで沐浴します。赤ちゃんはまだ免疫力が低いので、浴槽の中の汚れなどに敏感に反応することがあるからです。赤ちゃん用の沐浴剤や石鹸は、無添加・無香料・無着色のものを使いましょう。
お湯の温度は熱すぎないように38℃ぐらいのぬるま湯で沐浴します。赤ちゃんのお風呂の入れ方については、下記のお話でまとめているので参考にしてみてください。
視力は0.02ほど
生まれたばかりの赤ちゃんの視力は0.01〜0.02とほとんどぼやけて形も認識できていません。しかし、明るさや暗さといった光の加減は認識できます。赤、黄色といった色から徐々に認識できるようになると言われています。この頃の赤ちゃんに絵本を読むのであれば、物語というよりは色や形を中心にしたものがおすすめです。

生後2ヶ月の赤ちゃんの話については、以下のお話をご覧ください。