1歳半を過ぎると、小走りで動いたり手先も器用になって上手にスプーンなども使えるようになってきます。運動量が増えて身体は一段と引き締まり、自我が芽生えて赤ちゃんによってはイヤイヤ期も始まるように。今回は、そんな1歳半から2歳ぐらいまでの赤ちゃんの様子をまとめてみました。
赤ちゃんの身体的な発達
母子手帳をみてみると、1歳半の男の子・女の子の身長体重は以下の通りです。
1歳半の赤ちゃんの身長体重
男の子
- 身長:75.6~85.9cm
- 体重:8.7~12.5kg
女の子
- 身長:73.9~84.2cm
- 体重:8.1~11.8kg
歩くようになり運動量が増えるので、全体的に引き締まったように感じます。また、平均よりも大きかったり少なかったりしても、1歳半健診で異常なしと判断されれば問題はありません。身長が少ない場合には、カルシウムの多い牛乳などの乳製品を摂取するように指導があるようです。
ちなみに、半年後の2歳(24ヶ月)の身長体重の平均はこちらです。
2歳の赤ちゃんの身長体重
男の子
- 身長:79.7〜90.7cm
- 体重:9.52〜13.69kg
女の子
- 身長:78.3〜89.4cm
- 体重:8.78〜12.9kg
ほとんどの子は歩く
うちの子は1歳を過ぎてもなかなか歩かない…と心配していたママたちも、1歳半を過ぎる頃にはその心配もなくなっているでしょう。1歳半を過ぎる頃には、ほとんどの子どもが1人で立って歩いたり早い子は小走りするようになります。外を歩くためのファーストシューズ選びについてはこちらのお話をご覧ください。
この時期の子どもの足は3ヶ月で0.5cmほど大きくなると言われているので、ファーストシューズが小さくなったと感じたら早めにセカンドシューズの用意をしておきたいですね。
乳歯が生えそろう
上下歯が生え始める時期は、子どもによってそれぞれ異なります。だいたい1歳半~2歳の間に上下8本、合計16本が生えそろうと言われています。1歳半を過ぎると、自治体から1歳半歯科検診のお知らせがとどくので忘れずに受診しましょう。
手先が器用になる
手足を自由に動かせるようになると、指を使っていろんな仕草ができるようになります。例えば、食事の時に手づかみではなくスプーンを上手に使って食べる姿が見受けられます。他にも積み木を重ねたり、絵本のページを1ページずつめくれるようなったりと少し前まではできなかったことがどんどんできるようになります。家の中で危険なものがないように注意しましょう。
食べられる食材が増える
アレルギーを起こしやすいと言われていた食材でも、月齢が進むと徐々に食べられるようになります。離乳食期は控えたほうがいいとされていたエビ、カニ、イカなどの魚介類もその一種です。加工食品であるソーセージやハム、かまぼこやちくわなども徐々に試してみましょう。
刺し身などの生魚は、この時期はまだ控えた方が安心です。虫歯の原因とされるチョコレートやアイス、スナック菓子などはまだ控えたほうが良さそうです。
赤ちゃんの精神的な発達
しゃべれる言葉が増える
大人の真似をして、大人の使う言葉をどんどん話すようになります。ママやパパの他に「おじいちゃん」「おばあちゃん」と呼べるようになったりもするようです。子どもによっては「おかあさんのおなか」など二語文が話せるようになります。家にいる間は、子どもとたくさんお話してあげてください。
テレビの見せ過ぎに注意
テレビの影響で歌や言葉を覚える事もできますが、テレビを見すぎると後々の視力などにも関係してくるので見せすぎには注意が必要です。娘も「おかあさんといっしょ」のキャラクターや歌、ダンスが大好きでよく私に歌えと言ってきます。保育園が休みで雨の日に外に行けない時には、いつもより多く見せてしまうこともありますが…。
イヤイヤ期のはじまり?
自我が芽生え、あれがしたいこれがしたいと意思表示できるようになると、「ご飯食べようね」「お風呂に入ろうね」といっても「イヤ!」といって駄々をこねる姿が見受けられるようです。娘も1歳7ヶ月にしてその兆候が出始め、自分のタイミングで好きなことができないと駄々をこねるようになりました。一緒に歌う歌も、リクエストに添えないと「これを歌え!」とせがんでいるようです…。ちなみに我が家の娘は2歳目前で「いらない期」に突入しました…
我が家の娘は、今いやいや期ならぬいらない期に突入中。
自我が芽生えて思い通りにならないとすぐいらないと言う。
ご飯の時もいらない、お風呂もいらない、お父さんもいらない…。
お父さんいらないって言われた時の夫の顔はひどかったなぁ…
— 黄色いひつじ (@kiirosheep) July 26, 2017
子育てのコツや意識したいこと
子育てに正解はありませんが、1歳半の娘を絶賛育児中のひつじが子育てのコツや意識したいことをまとめてみました。
親子で片付けの習慣を
1歳〜2歳はおもちゃが増えている時期かもしれませんね。子どもに片付けの習慣を身につけさせるためにも、片付け場所や収納について考えていきましょう。おもちゃの片付けのポイントは、子どもが自分で片付けられる場所で、最初はあまり細かくルールを決めず片付けられるように決めることです。そして、ママやパパも一緒に「さあ、お片付けしようね」の声と共に「ブーブーは車庫に入れようね」「お人形、もうねんね」「どっちがたくさん片付けられるかな」といった楽しい声をかけながら、子どもを誘っていきましょう。
気持ちの切り替えを助けるコツ
この時期になると、子どもの主張は「快・不快」だけでなく、「自分はこうしたい」「あれをやってほしい」といった自己主張が多くなってきます。楽しく遊んでいる途中でやめさせたりすると、「もっと遊びたい」「もっとそこにいたい」と、子どもが大泣きする場面があるかもしれません。言葉だけではなかなか納得までいかない時期ですから「欲しいものを子どもの視界からなくす」方法も取り入れてみましょう。その場所をさっと離れる、おもちゃを見えない場所に置くなど、欲しいものや場所が見えなくなると、意外とさっと気持ちを切り替えられることがあります。
