アルコールが妊娠中・育児中のママや赤ちゃんに与える影響

アルコールの影響

前回スポットを当てたカフェイン同様、アルコールも妊娠中・授乳中に避けたいものです。もともとお酒好きの人は妊娠から授乳期が終わるまでの約数年我慢しなければいけません…。相当なストレスですよね。晩酌でビールを片手にのんびりしているパパ、こういったママの影の努力を理解した上で、今回焦点をあてるアルコールのお話を読んでほしいと思います。そして願わくばパパも一緒に禁酒してくれれば幸いです。

アルコールとは

ご存知の通り「お酒」に含まれる成分です。晩酌のお供に飲む人や、疲れが溜まった時・ストレスが溜まった時に飲んだり、飲み方は人によって様々ですよね。夫のトラさんはビール党ですが、私は炭酸が飲めないので妊娠前はワインや日本酒、梅酒などを嗜んでおりました。お酒を飲むと開放感が溢れて、気持ちよくなります。それが気持ちよくて、毎日飲んでいる人もいるのではないでしょうか。

この文章を読んで、あぁお酒が飲みたくなってきた!という人は、夫のトラが書いた下記のお話をご覧ください。妊娠中・授乳中のママでも飲める美味しいノンアルコールビールの紹介をしています。

妊娠中・授乳中のママに捧げる美味しいノンアルコールビールランキング

2016.08.09

と、ここまではわりとプラスの意味で書いてきました。しかし、アルコールが人の身体に及ぼす影響は良いものだけではありません。飲み過ぎは脳や肝臓の疾患、高血圧・肥満などの生活習慣病を引き起こしやすくなります。お酒が大好きで毎日大量に飲んでいる人は、アルコール依存症にも要注意です。

妊娠中とアルコールの関係

母親学級はもちろん、妊娠生活についてまとめているメディアや育児本でもアルコールはNGだとされています。どうしても飲んじゃダメなの?妊娠発覚前に飲んでいたけど大丈夫かしら?と心配になるママもいるでしょう。

妊娠に気付いたらお酒をやめる

もともとお酒を飲まない人は意識しなくてもいいことですが、お酒が大好きな人は妊娠に気付いたらすぐにお酒をやめましょう。妊娠初期から中期にかけては、胎児の脳や神経・身体のもとになる細胞を作っている大事な時期です。もう飲んでしまった分は、取り戻すことはできませんが、気づいたときから飲まないようにすれば大丈夫です。ちなみに私も妊娠発覚前はちょこちょこトラさんと晩酌していましたが、発覚後はほとんど飲んでいません。

胎児への影響

妊娠中のママが摂取したアルコールは、お腹の中にいる赤ちゃんにどういった影響を与えるのでしょうか。

胎児はアルコールを分解できない

ママが飲酒をした後は胎盤を通して直接的にアルコールが届きます。お腹の中の赤ちゃんの身体はまだ未発達のため、本来アルコールを分解するはずの肝臓が上手く機能できていません。そのため、胎盤を通じて届いたアルコールは排出されず体内に滞納します。胎児の体に滞納したアルコールは、身体の成長を妨げる要素になると言われています。

胎児性アルコール症候群のリスク

お腹の赤ちゃんが胎児性アルコール症候群になると、発育・発達に関する遅れや、中枢神経に異常がある状態で生まれてくることになります。中には、顔や身体が健康な赤ちゃんとは違う奇形として生まれてくるケースもあります。

飲酒と発症リスクの関係

アルコールの大量摂取により、胎児性アルコール症候群の発症リスクが高まります。しかし、人によってその発症する確率と飲酒量の関係は様々です。例えば、ビール缶350mlを6缶分飲むと奇形のリスクが高まったり、8杯以上だと胎児性アルコール症候群にかかる確率がかなり高いという説はありますが、その量以下であっても必ずしも発症しないとは言い切れません。

妊娠中にどうしても飲みたくなったら

妊娠生活は10月10日と言われるぐらい長いものです。そのうちにお酒を飲みたくなる時も出てくるでしょう。どうしても飲みたい時はダメもとで産婦人科の先生に相談してみるのも一つの方法です。先生によっては週に1回グラスに1杯ならOKという先生もいるでしょう。大体の先生は赤ちゃんへの影響を考えてNGを出す確率の方が高いかもしれません…。

授乳中とアルコールの関係

妊娠中同様、授乳中もアルコールは避けるように言われています。母乳はママの血液からできており、飲酒をした後には血液中にアルコールが含まれるため、赤ちゃんにも母乳を通してアルコールが届いてしまいます。

赤ちゃんへの影響

お腹の中にいた時同様、赤ちゃんはまだまだ身体が成長途中です。そのため、ママの母乳から摂取したアルコールを分解することはできません。アルコールが含まれている母乳を飲んだ場合、赤ちゃんには低身長・低体重といった身体の発達が遅れたり、学習障害や記憶障害などの脳の障害を引き起こす確率が高くなります。

母乳量が減る

以前母乳に関する体の変化でも紹介しましたが、母乳はホルモンの一つであるプロラクチンから作られています。

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しかし、お酒を飲むことで体内に入ったアルコールがこのプロラクチンの働きを抑制し、母乳の分泌が少なくなると言われています。母乳が出ないとき、赤ちゃんの機嫌も悪くなり泣き喚いたりと大変ですよね。加えて、アルコール摂取後は血中のアルコール濃度はかなり高くなってしまうため、赤ちゃんに母乳をあげることはできません。アルコール摂取は、母乳にとっては悪いことだらけなのです。

授乳中にどうしても飲みたくなったら

「妊娠中さんざん我慢したんだから、そろそろお酒を飲みたい!」というママもいるでしょう。しかし、母乳をあげている時にはアルコールはNGです。どうしても…というときは、その日だけミルクを与えてみましょう。ただしママのおっぱいに慣れた赤ちゃんは哺乳瓶を嫌がってミルクを飲まないことがあるので、何回か哺乳瓶で試しておくといいみたいですよ。

結婚式に呼ばれたら…
ウェルカムドリンクや乾杯のドリンクでシャンパンを渡される場合がありますが、これらは事前に伝えておけばノンアルコール飲料に変更してくれます。私も妊娠中に友人の結婚式に参加した際に、披露宴ではシャンパンの代わりに炭酸水やジュースを用意してくれました。
ひつじから一言
私がお酒を飲めないのを知ってか知らずか、夫がノンアルコールビールにハマりはじめてはや1年。「ここのノンアルビール最高!」と晩酌で楽しそうに語っていますが、炭酸が飲めない私は全く共感できません…。ビール好きな方は夫の書いたお話を試しに読んでみてくださいね。